東灘だんじり

HIGASHINADA DANJIRI

開催レポート

兵庫県神戸市東灘区制70周年を記念し、区内の5地区32台のだんじりが一堂に集結! 新型コロナウイルス感染拡大防止のため2度の延期を余儀なくされましたが、各地区自慢のだんじりが東灘の街を巡行し、区制の節目を祝いました。

江戸時代に始まったとされる東灘のだんじり。毎年春に行われるだんじりが地区ごとの開催であるのに対し、本行事は東灘だんじり会の主催によって東灘区の発展を伝統文化で祝う10年に1度のパレードです。コロナ禍でのうっぷんを晴らすかのように大いに盛り上がっただんじり巡行の模様を楽しくレポートします!

公式【生放送】2022/10/9(日)
神戸 東灘区制70周年記念だんじり巡行 | Higashinada Danjiri

※天候不順のため、東灘だんじり巡行は午前中のみ実施となりました。そのため、午後2時からのライブ配信は中止します。ライブ配信終了後、午前の巡行の様子をアーカイブでも配信いたします。

告知【公式】神戸 東灘区制70周年記念
だんじり巡行 10/9ライブ配信決定〈兵庫〉

東灘だんじりとは?

「東灘だんじり」は、兵庫県神戸市の東端に位置する東灘区で毎年5月に行われる春の風物詩です。
春季例大祭は、御影、住吉、本山、魚崎、本庄の5つの地区ごとに2日間に渡って行われ、計32台の豪華なだんじりが祭り囃子とともに勇壮に練り歩きます。
「神戸型」と呼ばれる東灘だんじりには、飾り幕、山形提灯、外ゴマがあるのが特徴で、大阪の岸和田だんじり同様、地車を曳きまわす「曳きだんじり」といわれています。
また、周年行事として、10年ごとに各地区のだんじりが一堂に会し巡行され、今年(令和4年)の10月9日には2年遅れとなる「東灘区制70周年記念だんじり巡行」が東灘区内に賑わいを提供します。

東灘区制70周年記念だんじり巡行について

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から2度延期となった「東灘区制70周年だんじり巡行」が、いよいよ令和4年10月9日(日)に開催されます。 毎年春に行われるだんじりは地区ごとの開催であるのに対し、本行事は東灘だんじり会主催によって東灘区内32台のだんじりがすべて集結。区の発展を伝統文化で祝う10年に1度のパレードです。 当日の巡行は、朝9時に本山南町の白鴎橋をスタート。西に進み住吉小学校前から北上、休憩をはさみながらJR住吉駅、東灘区役所前を経て住吉川沿いを抜け、阪急御影駅東から南下。郡家、御影中学校前、御影クラッセ前を通り15時頃に住吉公園に至るルートとなります。

歴史・背景

東灘のだんじりの起源は諸説あるものの、疫病が発生しやすい春の時期に行われていることから、京都の祇園祭のように無病息災・疫病退散を祈念して始まったとされ、江戸時代に各村落の神社の祭りに曳きだされたといわれています。鐘や太鼓を鳴らすことで疫病を追い払い、無病息災を地域の氏神に祈願するという、人々の切なる思いが込められたお祭りだったのでしょう。 明治25年(1892年)には、東灘区本山町の保久良神社で三条、津知、北畑、田辺、小路、中野のだんじり町曳きが始まり、昭和初期には昭和天皇御大典を契機に、だんじりの購入・新調ブームが起こりました。

その後、戦時下の中断、昭和40年代の担い手不足、交通規制の強化などによる中断があったものの、昭和55年(1980年)には35年ぶりに住吉村7地区のだんじりが本住吉神社に勢ぞろい。以来、多くの祭事やイベントなどでパレードが開催されました。平成7年(1995年)の阪神淡路大震災で一時中断しましたが、平成10年(1998年)に東灘だんじり会が結成され、近年は春季例大祭を主に伝統文化を伝承しつつ東灘だんじりがおこなわれています。

感染症対策の取り組み

<新型コロナウイルス対策>
東灘区制70周年記念だんじり巡行は、新型コロナウィルス感染症の感染防止策を講じて開催いたします。
参加者は以下の対策を取って参加いたします。観客の皆様のご理解、ご協力をお願い致します。

【参加・関係者への対策】
・巡行の参加・関係者は開催1週間前より体調管理を行い、違和感がある者は巡行に参加しない。
・巡行中は不織布マスクを着用する。
・飲食の際は距離を取り、黙食を基本とする。
・巡行前・休憩中・巡行後の飲酒を禁止とする。
・沿道上での飲酒、マスク/フェイスシールドを外しての会話自粛

【観客の皆様へのお願い】
・不織布マスクの着用
・身体的距離の確保
・沿道上での飲酒、食事、食べ歩きの自粛
・大声での歓声の自粛(拍手による応援)
・場所取りの自粛

主催者では手指消毒スポットの設置や警備スタッフの巡回の強化を実施します。
当日はYOUTUBEにてライブ配信を実施いたしますので、自宅での鑑賞を推奨いたします。

継承活動の取り組み

兵庫県神戸市東灘区の5地区32台のだんじりが一堂に集結し巡行する「東灘区制70周年記念だんじり巡行」。東灘だんじり会主催で10年に1度行われるこの行事ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2度の延期を余儀なくされました。 東灘区の人々にとって心の拠り所となっているだんじりに対する思いや、次の世代に伝承する取り組み、新型コロナウイルス感染対策などについて、東灘だんじり会会長・吉田善昭さんにお話を伺ってきました。

開催概要

開催日程

令和4年10月9日(日)
8:45
スタート地点 東会場(白鴎橋)
11:00
記念式典 東灘区役所前
13:00
答礼 西会場(御影クラッセ前)
14:30
だんじり大集結 中央会場(住吉公園)

アクセス

【大阪・梅田から】

JR大阪駅より新快速 芦屋駅まで3駅(約15分)
芦屋駅から快速   住吉駅まで1駅(約3分)

東灘区役所まで  住吉駅より徒歩5分
住吉公園まで  住吉駅より徒歩10分

【神戸・三宮から】

JR三ノ宮駅より快速 住吉駅まで2駅(約7分)
東灘区役所まで  住吉駅より徒歩5分
住吉公園まで  住吉駅より徒歩10分

※東灘だんじり会からのお願い
・当日は自家用車の利用を避け、公共交通機関でのご来訪をお願いいたします。
・直接の見物を避け、ご自宅にてYouTubeライブ中継をお楽しみください。